マッサージオイルの使い方 オイルマッサージの方法

オイルマッサージ

オイルマッサージはパートナー同士やお一人でも男女を問わずお楽しみいただけます。 美容やリラックス効果のほか心身疲労や 筋肉痛、呼吸器系の改善などに効果があると言われています。 オイルマッサージは入浴後の清潔で体が温まっている時に行うとお肌に吸収しやすく効果的で す。 ※オイルマッサージ直後の就寝はオイルがシーツに付く場合がありますので少し時間をおいてください。

マッサージオイルには多くの種類がありますがキャリアオイル(植物油)がベースです。 アロマオイル(精油)の原液は成分が 強いので 必ず薄めて使います(下段、マッサージオイルの作り方参照)。
アロマオイル(精油)は香りだけでなく様々な薬効成分が含まれていますので、フェイシャルマッサージや全身マッサージのほか手足のマッサージにも有効で す。

オイルマッサージ マッサージ方法
オイルマッサージのやり方はマッサージオイルを直接お肌に垂らさないで、手のひらで伸ばしてからお肌に塗り「身体の末端か ら上へ」「丁寧にスローペース」が基本です。 心身のリラックスを心がけオイルマッサージの前に「音楽・照明・芳香(香り)」でお部屋を演出すると効果的 です♪

マッサージのはじまりは、やさしくソフトタッチで行ない、肩こりや筋肉疲労の部分は徐々に力を加え「力の強弱」を組み合わせ たマッサージをします〜仕上げは力を抜いてソフトに終わってください。

おすすめアロマ石鹸

オイルマッサージ時は体調に留意し、状態が悪い時は止めましょう。 発熱、吐き気、体の痛みのほか重い喘息、心臓病、癌など 重大疾患を抱えている場合は医師の診断を仰いでください。 妊娠中の方や乳幼児への使用も避けてください。

マッサージオイルの使い方 足のマッサージ

足のマッサージは足のむくみや足の疲労のほか、足ツボを意識すると体調改善にも効果があります。 より効果的な足のマっサー ジをご紹介いたします。

足のマッサージ-step1
  • 床の上に腰を下ろし、左足を右太ももの上に置きます。
  • 右手を足の裏に、左手を足の甲にあててください。
  • 右手で上方向へさすりながら左手で下方向の足の指先までさすります。これを1回の連続した動きで足をマッサージし てください。
足のマッサージ-step2
  • 太ももの上に足を乗せ、突き出すようにします。
  • 親指で「かかと」の内側を足の甲から足首までマッサージします。
  • 円を描くような動きと静止して圧力をかける方法を使い、足首の後ろの腱に沿って上方向に圧迫してください。
足のマッサージ-step3
  • 足を太ももの上に置いて手前に引き寄せます。左手、または両手で円を描くようにして足の裏をマッサージし ます。
  • 親指を使って小さいけれど深く押し込むような動きで、足の指1本ずつに向かってまっすぐマッサージしてください。
足のマッサージ-step4
  • 左手の親指を芋虫のように動かし、足の甲の付け根から足の親指の付け根まで、骨のカーブに沿って足をマッサージし ます。
  • 次に、骨そのものに沿ってこの動きを繰り返してください。
足のマッサージ-step5
  • ヒザ下を両手で包むように下から上へとマッサージします。
  • ヒザの裏側と、リンパの集まるヒザ裏をやさしくなで、太ももをその上に向かって足をマッサージし ます。最後にリンパの集まる付け根部分を軽く指圧します。
足のマッサージ-step6
  • 足のマッサージ-step7真ん中付近の土 踏まずから足先に向かって手の親指で押すようにして両手で揉みほぐします。
  • 足首からふくらはぎに向かって、両手でつかむようにしながら揉みほぐします。(右画像→)
足のマッサージ-step8
  • 足首から膝の方向に強めにさすり上げ、次にやわらかいタッチで足の甲まで戻ります。
                  足のマッサージ-step9
  • 床に腰を下ろし膝を曲げてください。(↑上画像)
  • 両手を使い、足首から膝まで強めにさすり上げます。〜そのまま力を抜いて足首まで戻ります。
  • 膝の上を手で包み、円を描くようにさすります。
  • 膝から股方向へ、太ももをさすり上げます。
  • 力を抜きながらソフトタッチで膝まで戻ります。
  • 足首の裏側から股の裏側へソフトなタッチでさすり上げます。

「足ツボの効果」 解説

  1. 咽頭(いんとう)
  2. 甲状腺
  3. 肝臓
  4. 心臓
  5. 腎臓(じんぞう)
  6. 膀胱(ぼうこう)
  7. 腰(下部)
  8. 坐骨神経(ざこつ)
  9. リンパ腺
  10. 前立腺
  11. 陰茎&子宮

足のつぼは全体で30箇所以上ありますが、主要な足ツボを抜粋しています。
人間のカラダは足裏を中心に神経終末が多く集まっています。 足裏のツボを押したり、足のマッサージによって体調を改善することができます。

足裏ツボ図解
  1. 図19-湧泉(ゆうせん)・・・土踏まずの真ん中。 不眠症・冷え性・高血圧などに効果があります。
  2. 図20-太衝(たいしょう)・・・足の表側の親指と人差指の間から少し下のところ。 ウツに効果があります。
  3. 図21-いちゅう・・・ひざの裏側の横じわがある部分の真ん中。 足腰のだるさに効果があります。
  4. 図22-あしのさんり・・・ひざの下の少し外側。 吐き気、下痢やウツに効果があります。
  5. 図23-ふくりゅう・・・内側のくるぶしの上で少し裏よりの部分。 冷え性や月経不順に効果があります。
  6. 図24-さんいんこう・・・内側のくるぶしの上の内側。 腰痛や月経痛などに効果があります。

マッサージ前の入浴

マッサージオイルの使い方 肩のマッサージ

日々、蓄積した肩の疲労や肩こりはマッサージによる血行促進とツボの刺激で改善しましょう♪
首筋や背骨など神経の集まる部分のマッサージは力を入れ過ぎないように注意してください・・・素人が整体師の真似事をするのは危険です。

オイルマッサージ画像step1

肩もみマッサージは筋肉をほぐしてリンパの流れも改善し、血行促進や肩こりの緩和が期待できます。 首周りは 大切な神経が集まっていますのでソフトタッチで行いましょう。

  • 肩先から首の付け根、耳下までへ、やさしくマッサージします。 痛みや違和感のある部分は少し揉んで筋肉を解きほぐします。
    肩もみは力を入れがちですが、逆効果になる場合もあるので適度なチカラ加減を心がけましょう。

肩まわりの主なつぼ(肩こりのツボほか)

肩のつぼ図解
  1. てんちゅう・・・耳のうしろ下のにある首の両外側のくぼみ。 肩こり、鼻詰まり、月経不順、集中力アップなどに効果があります。
  2. ふうち・・・首の後ろ下の中央に近い両くぼみ。 頭痛、肩こり、月経不順、疲れ目、などに効果があります。
  3. だいつい・・・首のうしろ、付け根部分にある骨の突起の下。 肩こり、抜け毛、下痢、風邪などに効果があります。
  4. けんせい・・・両肩の端と首とのあいだの真ん中です。 肩こり、頭痛、疲れ目などに効果があります。

マッサージオイルの使い方 顔のマッサージ

フェイシャルマッサージはメーカーによって問題ない場合もありますが、デリケートで目立つ部分ですのでホホバオイルやローズ ヒップオイルなどのキャリアオイルで薄めることをおすすめいたします。
お肌の弱い方はバッチテストを行ってください。 ※下記マッサージオイルの作り方参照

ホホバオイルなどのキャリアオイルはお近くのドラッグストアにもあります。

お顔はシミ、シワ、ソバカス、老化など特に気になる部分です。 おでこや口元から目元、首筋にかけて丁寧にマッサージしま しょう♪
顔マッサージ1顔マッサージ2顔マッサージ3顔マッサージ4

  • まず、洗顔と手洗いをしてお肌と手を清潔にします。
  • マッサージオイルを手のひらに取り、お顔全体にのばします。 マッサージオイルは付け過ぎず、目にオイルが入らないように注意してください。 (左端)
  • おでこの中心から生え際、両サイドへ。 口元から頬(ほお)、目元、そして両耳側へと内から外へと円を描くようにマッサージして首元(耳下) にもどります。 ・・・たるみがちな顔の皮膚を上へ押し上げながら外方向へ流れていく形になります。(左から2番目)
  • 目元と眉の周辺は、ソフトに撫でながらコメカミを軽く押さえます。(左から3番目)
  • 鼻の付け根から小鼻、口の周囲をソフトに撫でます。(右端)
  • マッサージオイルは基本的には拭き取る必要はありませんが、『テカリ』が気になる場合はコットンなどで軽くおさえてください。

マッサージオイルの使い方 おなか・手・腕

腹部のマッサージ方法

オイルマッサージstep2

おなかのマッサージはデリケートなのでソフトタッチが基本です。
ストレスや消化器系の不調の緩和が期待できます。


  • 手のひらを密着させて時計回りにゆっくりと円を描きながらマッサージします。(左画像)
  • 次に時計回りに指3本で小さな螺旋(らせん)を描きながらマッサージします。(右画像)

手・腕のマッサージ方法

オイルマッサージ画像step4

腕の血行を促進して疲れを緩和しましょう。

  • 片方の手のひらを上に向けます。 親指で小さく円を描くようにして手のひら全体をマッサージします。  続いて親指を止めて、押しながら圧力を加えて下さい。
  • 手首からひじに向かって、片手で包み込むようにマッサージしてください。 ひじ、内側のリンパの集まる部 分はやさしく円を描くようにマッサージします。
オイルマッサージ画像step5 オイルマッサージ画像step6オイルマッサージ画像step7
  • ひじ上から肩にかけて上へ上へとマッサージします。(左画像)
  • リンパの集まる「わきの下」を手のひらで密着させて、なでるようにマッサージします

マッサージオイルの使い方 背中・お尻

背中のマッサージ方法

オイルマッサージ画像step8背中は面積が広いので大きい動作で行ってください。 マッサージの姿勢はうつ伏せがベターですが、お一人の場合は立っ た状態で行い、背骨部分は省略しましょう。

オイルマッサージはリラックス効果があり、パートナーに行ってもらう事により、スキン シップも図れます。

  • おしりの上部の背骨の外側に親指を当て、両手を外側へ広げます。
  • 両手の親指を起点に背骨に沿って首筋へとまっすぐ、やさしくマッサージしてください。
  • 首筋から両肩を揉みながら両肩の端までマッサージします。
  • 次に両肩から最初の場所(お尻上部)へ流れるように戻って行きます。 「T」の字の形で手のひらを密着させながらマッサージを 繰り返します。
  • または、対角線上に一直線に元の場所(お尻上部)へ戻っても結構です。

お尻のマッサージ方法オイルマッサージ画像step9

上のマッサージと合わせて一連の動作でもできます。 『下から上へ』、お肌のたるみを持ち上げるようにしてく ださい。 おしりの形を整えヒップアップ効果が期待できます。

  • お尻の上部から外側を包み込むように内側へと円を描きます。 お尻の下に来たらヒップを持ち上げるように上へとマッサージします。

マッサージオイルの作り方

ご自身の目的に合ったアロマオイルとキャリアオイルでオリジナルマッサージオイルを作ってみましょう♪ アロマオイルの濃度は2%前後と言われています。入れ過ぎないように注意してください。

マッサージオイルは少量で効果が上がる事が望ましく、多量に使用すると逆効果の場合があります。
リラックス、沈静効果のラベンダーは多すぎると強い刺激・興奮になります。 スーッと爽やかで刺激のあるペパーミントは多すぎると催眠効果になります。

マッサージオイル

キャリアオイルについて

アロマオイルの原液は成分が強く、そのまま素肌には利用できません。 マッサージオイルはキャリアオイルがベース、主原料と なります。

使用するアロマオイルは、ごく少量です。
※キャリアオイルの種類と効能:左ボタン下段

キャリアオイルはアロマオイルと似ていますが性質が少し 異なり、分子が小さくて皮膚への浸透性が高く、お肌に直接使用できる「やさしい成分」という特性を持っています。 ※使用するキャリアオイルとアロマオイ ルは天然100%のものに限ります。

  • ホホバオイル・・・ 化学構造が人の皮膚の油性分泌物と似ていて、肌によく浸透しサラッと伸び顔や全身のお手入れによく利用されます。 初心者に使いやすいキャリアオイルで す。
  • ローズヒップオイル・・・お肌に活力を与える事で有名。 以前、一大ブームになりました。 欧米の高級有名エス テサロンでは欠く事のできない美容オイルです。

手作りマッサージオイルの作り方(30ml)

アロママッサージオイルは、お好みのキャリアオイル100に対してアロマオイルの量は2%程度と言われていま す。 割合には個人差、年齢差もありますので最初から多くの量は作らず、少量30ml位から始めてみましょう♪ 一度に使う量は全身マッサージで 10〜15ml程度ですので、30mだと2、3回分となります。

エッセンシャルオイルの量の計り方は、通常、ビンの口にはドロッパーが付いていて、「ポタリ〜ポタリ」と1滴ずつ落ちるよう になっています。 1滴あたりの量は0.05ml前後。(メーカーによって多少のバラツキがあります) 30mlの手作りマッサージオイルの場合、アロマ オイル(エッセンシャルオイル10滴前後となります。

バッジテスト

お肌の敏感な方はバッチテストを行ってください。 ※バッチテストとは、お肌の目立たない部分で塗布して、お肌の様子を見ます。 肌の赤み、かゆみの症状が現れたら、あきらめましょう。

手作りマッサージオイルの保管方法

直射日光は厳禁です。(変質劣化が早まります) 遮光瓶に入れて冷暗所に保管してください。 ※遮光瓶とは日光を遮断する 特殊加工のビンです。 当店お取扱いのエッセンシャルオイル、マッサージオイル、キャリアオイルは、すべて遮光瓶を使用しています。

手作りマッサージオイルのアロマオイルの選び方

美容の使い方

アロマオイルマッサージ は、すべてのアロマオイルが利用出来るわけではありません。 マッサージにはおすすめ出来ないアロマオイルもあります。 溶剤抽出法(Abs/アブソ リュート)のエッセンシャルオイルは薬品が残留している場合がありますので、あまりおすすめ出来ません。

ほか蒸留法、圧搾法は一部を除いて問題ありません。 また、圧搾法が多い柑橘系の一部に光毒性があるものが あります。 「光毒性」とは直射日光に当たった場合に皮膚に炎症トラブルを起こす事を言います。 ただし、ごく少量の使用ですので大きな問題と はなりません。

※当ショップのエッセンシャルオイル「ベルガモットFCF」は光毒性成分を除去済みですので、手作りマッサージオイルにも安 心してご利用いただけます。 「光毒性注意」の表示のあるエッセンシャルオイルを使われる場合は、マッサージのあと、直射日光に4時間程度は当たらないよ うにしてください。

【注意】 アロマオイルマッサージは妊娠中の方や乳幼児のほか体調のすぐれない方は避けてください。(ぜん息や発熱、吐き気 など)

アロママッサージで美容に効果のあるアロマオイル・精油

アロママッサージはアロマオイルの効能を最大限利用することが、効果的なスキンケアになります。

ボディローション

お肌の引き締め効果のあるアロマオイル

特にシワにも有効なアロマオイル
月桃(げっとう)、フランキンセンス(乳香)。

そのほか:グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド(白檀)、シダーウッド、ジュニパー、ゼラニウム、パチュリー、ペ パーミント、マジョラム、ライム、ローズ、ローズマリー、セージ。

お肌をやわらかくする効果のあるアロマオイル

特にお肌のうるおいに有効:サイプレ ス、フランキンセンス(乳香)、マジョラム、ローズ(薔薇)、ローズウッド、ローズ・ゼラニウム。

そのほか:サンダルウッド(白檀)、 シダーウッド、ゼラニウム、マンダリン。

お肌の新陳代謝に効果のあるアロマオイル

イランイラン、クラリセージ、ゼラニウム、パチュリー、バジル、フランキンセンス(乳香)、マンダリン、マジョラム、ラベン ダー、パイン、パルマローザ、レモン、 ベチバー、ミルラ、シナモン・バーク、ジンジャー。

ニキビにも有効:レモン、 ベチバー、ミルラ。 ソバカスにも有効:レモン。 イボに も有効:シナモン・バーク。

殺菌・消臭に効果のあるアロマオイル

特にユーカリ、ラベンダー、ティートリー、レモン、月桃(げっとう)、ミルラ、シナモン・バーク。

そのほか:イランイラン、クラリセージ、グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド (白檀)、ゼラニウム、バジル、シダーウッド、ベルガモット、ペパーミント、レモングラス、ローズウッド、パチュリー、ジュニパー。

抗菌にも有効:ティートリー、レモン、ミルラ。 解毒にも有効:ティートリー、パチュリー、ジュニパー。

過去のアロマオイル(マッサージオイル?)による火災報道について

2008年のことですが、エステサロンなどでの「発火事故」の報道がありました・・・洗濯物を乾燥機に入れて乾かしている 時に発火すると言う事例でした。 原因はタオルに残っていた油分の酸化熱による自然発火とされ、女性に人気の高い美容系オイルに多かったようです。

アロマオイル(エッセンシャルオイル)が染みこんだ成分が残っていたとの記事と記憶しておりますが、アロマオイル原液は現実 には考えにくく、アロマオイルが配合されたキャリアオイル、すなわちマッサージオイルではないかと思われます。 一般 家庭の火災も数件報道がありましたが詳細は不明です。 念の為、マッサージオイルが広範囲に染み込んだタオルの乾燥には乾燥機等は使わず、自然乾燥を心が けてください。