アロマオイル(エッセンシャルオイル、精油)の使い方、おすすめの使い道をご紹介。 アロマオイルの使用方法は簡単! ブレ ンド エッセンシャルオイルや原液の簡単な使い方。 精油の使い方を部屋別にご紹介(トイレ、寝る時、マスク、車など)アロマブレンドレシピの香らせ方、薄め方 もご紹介。
アロマオイルの使い方の基本
アロマオイル(精油)は植物の成分が凝縮された刺激が強い植物油です。 スキンケアの場合は原液を直接お肌に付けないことが 大原則です・・・キャリアオイルなどで希釈してから使用します。
原液がお肌に付いた場合は必ず水で洗い流してください。 また、希釈した場合でも目元、口周辺には付けないように注意してく ださい。 お部屋で芳香浴の際は家具類に付けないようにしてください。(塗装が変色します) ※飲用は絶対厳禁です。
ユーカリやティートリー、ペパーミントは、すぐれた殺菌・消毒効果が知られています。
※文中「精製水」はミネラルウォーターでも代用可。
アロマレシピ(消臭除菌スプレー)
ゴミ箱などワンポイントの消臭除菌やルームミストなどに利用できます。
アロマレシピ ブレンド例|ペパーミント5滴+レモン3滴+精製水30ml
アロマレシピ(お掃除)
バケツの水にティートリー3〜5滴を加え、お掃除するとカビの発生を抑え
ます。 ワックスなど油分の床汚れには浸透性と洗浄効果があるオレンジを利用。 よくかき混ぜてからゴム手を付けて雑巾を絞り、床を拭いてください。
アロマレシピ ブレンド例(床)|スイートオレンジ5滴+水(バケツ適量)
アロマレシピ(掃除機の消臭)
集塵袋の風上側にアロマオイルを数滴垂らすとゴミを通り抜け、いい香りが排気されます。 殺菌・防臭のユーカリやノミ・ダニ 退治のレモングラスなどおすすめ。 使わなくなったラベンダーポプリなどを少し吸い込ませるだけでも効果があります。
アロマレシピ(浴室のお掃除)
お酢を利用します。 お酢には、抗菌、デオドラントの効果があります。 酸はア
ルカリ性の汚れに効果があり、アロマオイルのベルガモットは消毒効果があります。 手作りアロマスプレーを作り置きしておくと便利です。
「鏡」は、下記をよくかき混ぜてスプレー容器に入れ、よく振ってから鏡に吹き付けます。 しばらく放置したあとウェス等で汚
れを落とします。
アロマレシピ ブレンド例|お酢50ml+ベルガモット5滴+精製水50ml
「バスタブ・床・壁」は、殺菌効果のティートリーを利用してみましょう♪(作り方は上に同じ)
お風呂用のスポンジを使って汚れを落とします。 石けんはアルカリ性なので酸性のお酢が汚れを分解します。
アロマレシピ ブレンド例|お酢50ml+ティートリー5滴+レモン5滴+精製水50ml
※よく眠れない時やリラックスしたい時は、下記の部屋の芳香(場所別)も参考にしてください。
アロマスプレー、ローション、マッサージオイル、キャンドルなど、作り方の基本を覚えるだけで色々な使い方、応用ができます♪ ※クレンザー・アロマスプ
レーの作り方:下記、台所参照
アロマオイルは香りのほか様々な効果、効能があります。 部屋の「香り、匂い」は、あなたの好きな香りが一番ですがアロマオ イルの特性を活かし て用途と部屋に合ったアロマオイルを選びましょう。
人が集まる部屋の匂いには誰でも馴染みのあるアロマの香りを選びましょう。 リビングや部屋などの香りは住人は気が付かなく ても、来訪者の第一印象となります。
キッチンは香りの多い空間で生ゴミや排水口など不快な臭いもあります。 消臭、殺菌、除菌効果のあるアロマオイルを活用し て、手作りのクレンザーやアロマスプレーを作り置きしておくと便利です。
アロマスプレーの作り方
ポンプ式の空き容器に精製水ま たはミネラルウォーター30mlにアロマオイル5〜6滴ほど加え、よく振ってください。 香り、成分の強さはアロマオイルの量を加減してください(5〜10滴)。 精製水に対して無水エタノール3分の1を入れるとアロマオイルが溶け込みやすく なります。 ※使用前によく振ってからスプレーしてください。
アロマスプレーはゴミ箱の消臭、生ゴミの消臭、臭い消し対策に便利なアイテムです♪
クレンザーの作り方(シンクの清掃)
重曹100gとアロマオイルと遮光性容器(太陽光を遮断する容器)を用意し、スプーンなどでよく混ぜあわせて出来上がりです
♪ 水を含ませたスポンジに付けて磨き、水で洗い流します。
アロマレシピ ブレンド例|ティートリー10滴+オレンジ5滴+ライム5滴
臭い、雑菌なども多いトイレの消臭には「殺菌、消臭、防カビ効果」のアロマオイルでアロマスプレー(上記)やアロマ芳香器を 利用してみましょう♪
玄関の香りは住人には気付きづらいものですが、来訪者の第一印象となります。
誰でもわかりやすい香りのアロマで消臭効果のある柑橘系やミント系がおすすめ♪
臭いのこもる下駄箱は、自然揮発式のアロマストーンなどに数滴垂らしてください。
使い方例:季節ごとに夏は爽快なミント系、冬は温かみのあるサンダルウッドなど
寝室のアロマには不眠を解消、快眠へ導く効果のアロマオイルの香りがおすすめ♪
ハーブの植物本来の自然でやさしい香りは不眠症に効果があり、ストレスや寝苦しい時に「睡眠、安眠」へと誘引してくれます。
夜用ブレンド(ラベンダーとオレンジ)は睡眠のために医学的に配合された精油で話題になりました。
アロマレシピ ブレンド例1|ラベンダー2滴+オレンジスイート1滴(TVで話題)
アロマレシピ ブレンド例2|ラベンダー2滴+マジョラム
1滴
アロマレシピ ブレンド例3|サンダルウッド2滴+クラリセージ1滴
芳香器(アロマポットやアロマライトなど)がない場合でも小皿などに数滴垂らして枕元に置いたり、手作りローションを枕元に 軽く吹き付ける方法もあります。
安眠ローションの作り方
容器に適量の精製水か無水エタノールを入れ、アロマオイルを加えて容器ごとよく振り完成です。
アロマオイルのお風呂で快眠
アロマレシピ ブレンド例1|ラベンダー2滴+サンダルウッド1滴+カモマイル1滴
アロマレシピ ブレンド例2|ベルガモット2滴+カモミールローマン2滴
湯船にアロマオイル3〜5滴を垂らし、よく掻き混ぜ、風呂フタをすると香りがこもります。 油分が気になる方はキャリアオイ ルで薄めると混ざりやすくなります。 キャリアオイル(ホホバオイルなど)大さじ1杯にアロマオイル4、5滴(遮光ビン保管)
クローゼットの消臭に使われる防虫剤は薬っぽくて強い香りですが、「天然防虫剤」 は植物本来の自然な香りで嫌味がありません。 ガーゼや脱脂綿にアロマオイルを垂らしタンス隅に忍ばせます(衣類付着注意)。 匂い袋やアロマストーン もおすすめ♪
消臭、抗菌、防虫効果のアロマオイル
頭を使う勉強デスクワークには「脳の活性化」効果があり、スッキリ!爽やかな香りのアロマがおすすめです。 行き詰まった時 の気分転換にもなります。
車の運転中のアロマ、香りは安全第一!「眠気覚ましと集中力」。 車用のアロマ芳 香器は内蔵マットにオイルを垂らすシガレットソケット差込タイプなどがあります。
お部屋のインテリアにもなる「芳香器」選びはアロマテラピーの魅力のひとつです。 アロマ初心者でも簡単に始められます。
アロマライトは電球熱を利用 した使い方です。 水は使わずアロマオイルを直接、お皿に垂らします。 陶器製のものが多く、コンセントに差すフットライト式やコードの付いた卓上式があ ります。 間接照明としてインテリアにもなります。
アロマポット(香炉)は陶器 製で上のお皿に水を張ってから5滴ほどアロマオイルを垂らして下のティーキャンドルに炎を灯します。 水蒸気と共にアロマオイルが揮発して香りが広がりま す〜キャンドルの灯火がやさしく、自然派の芳香器です。
内蔵された電熱線が熱源で、 くぼみ部分だけ熱くなります。 火も電球も使わず、昼間でも使えます。 水は使わずアロマオイルを直接垂らします。温度が一定なのでアロマオイルを効率的 に拡散します。(ドライブディフューザーも同じ)
加湿器と同じく超音波を利用
してアロマオイルの香りを水蒸気と共に広げます。
熱もなく安全でインテリアにもなります。 水を使う加湿タイプのほかアロマオイル原液を直接、噴霧状に拡散するタイプもあります。
アロマオイルを垂らして浸透
させるだけの簡単で置き場所も自由な芳香器です♪
素焼きコイン(アロマストーン)や木製(ヒノキ等)のキューブ形や球形などがあり自然揮発します〜香りは弱いので玄関・トイレなど狭い空間に向いていま
す。
調合済みアロマオイルのボトルに木製の専用スティックを挿して香りを 自然揮発させます。 「素焼き」よりも香りが強く長持ちします。 お好きな場所に置くだけで香りが広がります〜玄関やお部屋のインテリアにもなります。
アロマオイルペンダントは身 に付ける芳香器です。 内部のマットにアロマオイルを浸透させるものから電動フアン付きペンダントなどがあります。 認知症治療のテレビ番組で登場したこ ともあります。 香りを常時吸引できるのが利点。
アロマオイルが配合された キャンドルで炎の熱を利用します。 溶け出たロウ溜まりからアロマオイルが揮発して香りが広がります。 キャンドルの灯火のゆらぎが綺麗で精神的にも癒や されます。 ※天然エッセンシャルオイル配合に限ります
お風呂、入浴は体の汚れを落とすだけではなく、1日の精神的疲労、ストレス をやわらげ「心とお肌のケア」ができる大切なひとときです。 心身のケアに効果のあるアロマオイルのお風呂「アロマバス」を ご紹介します。
直接、アロマオイルの原液を湯船に入れる場合は油と水なので水面に分散して浮く形になり ますが香りを楽しむことはできます。 風呂フタをして置くと香りがこもり効果的です。 良くなじませたいときは以下の方法をお試しください。
キャリアオイルを大さじ1杯にアロマオイル5滴を加えて 良く交ぜてから浴槽に入れてください。 キャリアオイルの代わりにハチミツ、生クリーム、スキムミルクなどもご利用できます。
バスソルトを作る場合はボウルに天然塩、大さじ3〜4杯にアロマオイル5滴を加えて良く混ぜます。 お湯は少しぬるめにして ください(40℃以下)。 熱いと短時間で精油の香りが揮発します。
腰から下を温めますので、のぼせやすい方におすすめ♪ 冷え性の改善、血行促進効果があります。 湯量は浴槽の半 分くらい(お尻を底に付けて、おへその少し上まで)でアロマオイルを適量垂らして、よくかき混ぜてください。 30分ほど入浴すると香りの吸入と皮膚 の吸収により効果的。
立ち仕事などの足の疲れや足がだるくて寝付けない時など就寝前に効果があ ります。 足が充分浸かる程度の洗面器かバケツを用 意してください。 温度が下がりやすいので42度くらいの熱めのお湯でも結構です。 お好みのアロマオイル3〜4滴を入れて、よくかき混ぜて15分程度、 音楽でも聞きながら足を浸けて温めてください。
指の疲れや手荒れなどに効果があります。 洗面器に熱めのお湯を入れて、お好みのアロマオイルを3〜4滴入れて、よくかき混 ぜてください。 両手を15分程度浸けて、揉みほぐしてください。
※使用するアロマオイルは目的に合わせて個々の成分・効能から選ぶとより効果的。
しもやけに効果のあるアロマレシピ
効果のある精油(ラベンダー、ローズマリー、マジョラム、ローマンカモミール、レモン)
洗面器2つに水とお湯を用意してアロマオイルを両方に1〜2滴ずつ入れてかき混ぜ、お湯からはじめて温まったら水へ〜交互に繰り返します〜サウナのような
温冷浴の方法です。(足は足湯で)
お湯を張った洗面器にバスタオルを被って顔を近づけ、蒸気がこもったミニ・サウナ状態にします。
「蒸気とアロマオイルの成分と香り」を吸い込む方法です。 湯気が上がる時だけ効果があるので、アロマオイルとバスタオルは手元にあらかじめ用意し、洗顔
してから始めましょう。
洗面器にぬるめのお湯(38度前後)を張って、アロマオイルを2滴垂らします。 蒸気がお肌の毛穴を開いて汚れを浮き出さ せ、吸引で鼻など呼吸器系を楽にします。 使用後は水で軽く洗顔してください。【注】目は閉じて行ってください。
風邪、脂性肌、ニキビ、吹き出ものなどに効果的です。 ※精油の種類は上記コーナー参照
温湿布や冷湿布などフルシーズン利用できる湿布の作り方をご紹介します。 アロマオイルの有効成分が直接お肌に浸透するの で、部分的なケアにおすすめです。
洗面器にタオルが浸かる程度のお湯(40℃)または冷水を入れて、アロマオイル3滴を垂らします。 そこへ、あらかじめ短冊
状に折りたたんだタオルまたはハンカチやハンドタオルをオイルが浮いた湯面に浸して絞ります。 油分が付いた面を内側になるように折り返して体の部位にあ
てて使います。
【注】デリケートな体の部位もあるので精油が直接お肌に付かないようにします。
アロマオイルの使用例
貴方だけのアロマオイル ブレンド レシピ・・・新たな香りの発見ができます♪
ティッシュ2重3枚ほどを4つ折りにして、そこに2〜3種類のエッセンシャルオイルを少し離して1滴ずつ垂らし、鼻の前で ティッシュを揺らして香りをチェックしてください。 あなただけの新しいアロマ ブレンドが発見できると思います ♪・・・ブレンドの種類は多くても5種類程度にしてください。
また、アロマオイルのブレンド方法には「ノート分類」でブレンドする方法もあります。 「ノートとは?、ブレンド方法」につ いて、香水の作り方(上)でご紹介していますので参考にしてください。
精油ブレンド レシピ例
テレビで話題になった認知症のアロマオイル・ブレンドレシピです。 朝用はローズマリーとレモンを2:1でブレンド。 夜用 はラベンダーとオレンジスイートを2:1にブレンドしています。
アロマオイル(エッセンシャルオイル)の原料は薬草に分類されるハーブが数多くあり、身体に影響を及ぼすものもあります。 芳香浴の場合でも「口・鼻・肌」から体内に吸収されるので、心身の状態によっては避けた方がよいアロマオイルがあります。
ハーブには通経作用があるものがあり、妊婦さんに不向きなアロマオイルがあります。 尚、アロマの使い方と使用頻度、
体質なども関係しますので個人差があります。
「赤ちゃん」のためには不要不急の刺激は避けた方が賢明かもしれません♪
上記は国内外で広く言われている事をご紹介しています。エッセンシャルオイルは医薬品ではありません。
万が一、心身の状態がすぐれないときは使用を止めて、すみやかに医師の診断を受けるようにしてください。